昨日、埼玉県の小川町へアクリルの加工の打ち合わせに行きました。
今までのウェルカムボードなどは
簡易的にグルーガンで接着していたので
仕上がりが少し不満足でした。
縁あってこの内田工芸所を紹介してもらったので
どんぶらこっこと電車にゆられて足を運んでみました。
工場のおっちゃん、内田さんとその息子。
くもりガラスのような調子に加工出来るブラスト。
細かい砂をアクリルに打ち付けて、調子を付けます。
今までは片面を乳白のアクリル板を使っていたのですが、
アクリルの厚みを活かせそうなのでブラスト加工を使用することにしました。
アクリルを曲げる工程も見せてもらいました。
こんなふうに熱してぐにゅっと曲げるんだそうです。
なんだかお餅をやているような、家庭的な絵図らです。
エンドレスペーパーでアクリルを削っています。
バフというもので磨きをかけています。
まえもっておくっていたものをサンプルとして
分厚いアクリルに閉じ込めてもらいました。
接着剤がまだ出ていたりしていますが、
わたしの興奮は止まりませんでした。
来週また新しいサンプルがあがってきます。
きっと興奮がとまらないはず。
内田のおっちゃんはファッションブランドとかの発注も受けている工場さんで
埼玉の山奥にある工場にはわたしでも知っているようなブランドのロゴマークの
烙印がおされたアクリルがその辺に転がっていたりしました。
ウィンドウショッピングを楽しむ女子たちには
流行の最先端に身を包んだマネキンの裏側に
田舎の小さな工房でくわえ煙草をしながら
せっせと生産している親父の姿は決して見えてない。
なんだか滑稽な話だよと思ったのでした。
今年は内田のおっちゃんにお世話になります。