今日ふと探し物ついでに押し入れの整理をしました。
そうしたら母が作った一冊の本が出てきました。
うちの母はごく普通の専業主婦をしていますが、
絵が上手く、手先が器用でとてもセンスがいいので、
私よりずっと美大にいったほうがよかったのではといつも思っています。
そんな母が作った本とは、
私たち兄弟が幼い頃に言った名言をまとめたものでした。
母がずっと書いていた日記から引用した私たちの名言に
ずっと撮りためた写真をそえたもので構成されています。
☝どうやって作ったのかよくわかりませんが、Windowsの何かを駆使してレイアウトし、
きちんと製本されています。
ぐぐっときてしまったのでそのなかのいくつかを載せたいと思います。
☝どうやって作ったのかよくわかりませんが、Windowsの何かを駆使してレイアウトし、
きちんと製本されています。
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ママ「早く充もお弁当を持って幼稚園に行けるといいのにね。」
光(兄)「うん、でもそうすると、ママ独ぼっちになってさみしくなるよ。」
___________________昭和54年6月(光 四才)
明日香が母乳からミルクに変えた途端、便が硬くなって
なかなかでない。出ると、「よかった〜」と家中で大喜び。
出てもコロコロした可愛いうんちをするものだから、
充(兄)がこんな歌をつくった。
あすかのうんち!うんち!
みんなが喜ぶうんち!うんち!
いつもコロコロかわいいけれど
みんなが喜ぶうんち!うんち!
___________________昭和62年12月1日(充 九才•小三年)
夜アルバートに牛乳を買いにいく途中、背中の明日香がつぶやいた。
明日香「お月さまいないねぇ。」
私 (母) 「今日は曇っているからお月さまは雲の上に隠れているの。」
明日香「そうか、お月さま、ねんねしているのか。」
___________________平成元年七月五日(明日香二才)
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実家にあまり帰らず、帰ってもヒマだとかいつも言っている私ですが、
こういうものを見ると改めて
自分がどんなに恵まれた環境に生まれたのかを気づかされます。
そしていつか自分に子どもができた時には
こうやって母がやってくれたみたいに
形にして残してあげたいと思います。
そして私がこうやって今ものを作っていられるのは
父がせっせと働いてくれたおかげであり、
こんな一冊を作ってしまう母の血が
私のなかに脈々と流れているからなのだろう。
二人を目の前にすると口が裂けてもを言えないので
こんなところで決意表明と共にお礼を言っておくことにします。
どうもありがとう。
今年も自分に負けないようにものを作ろうと思います。
みなさま今年もどうぞ宜しくお願い致します。