今日、前から気になっていた「森の図書館」というところにいってみました。
新しいところに行くのは少しばかり勇気がいるので、
なかなか行くことが出来ずにいたのですが、
今日は行けるような気がしたので足を運んでみました。
そこにはたくさんの本があって、お茶をしながら読書出来るところです。
いろいろな方がオススメの一冊を寄贈している本が並ぶコーナーから
茨木のり子さんの『歳月』を手に取ってみました。
小説など短時間に読み切れる気がしなかったし、
詩集くらいがよみやすいと思っていたくらいだったのですが、
図らずもグサッときたり、ハッとさせられたり、、、と
こころが忙しかったのです。
「(存在)」という詩がなんだかよいなぁと、その詩をメモしてみたりしていると、
最後のページにその本を寄贈した人からのメッセージが書いてあり、
「わたしは(存在)というのがすきです。」と書かれてありました。
どのこのどなたかわからないけれど、嬉しくなってしまいました。
集団の中で生きざるを得ない人間にとって、
共感出来るという感覚はなんだかものすごく大事なのだなぁと感じながら帰りました。
数十年先(多分)、いつか必ず訪れる日のことを想像せずには読めない一冊でした。
「なれる」や「ひとり暮し」も、
あぁ、そうなのだ。とこころに留め置きたいものでした。