一週間のお休みをいただいてインドへ行ってきました。
インドは自由すぎる国にも見え、どうも自由のない国にも見えた。
旅行前にインドに行くといえば、
騙されるぞ、レイプされるぞ、食べ物に気をつけろ、とさんざん言われた。
行ってみれば見事に汚く、臭く、うるさく、いろいろあったが、
記憶の中のインドは明るく、笑顔だった。
それに、インドの人たちはとてもシンプルだった。
気にくわないことがあれば抵抗なく嫌な顔をしてくるし、
嬉しければ、その喜びを全面に出していた。
その日を過ごすこと、その日を生きることに必死で、
インドの人たちは今を見つめて生きているような感じだった。
自分はといえば、
今日のことより、もう少し先のことなどを
ちらちらと心配して生きていることに気づかされる。
それは、日本という国でそれほど不自由もなく暮らせているからなのだろう。
インドに行ったことがある友人がインドの街はカレーの匂いがするのではなく、
常にウンチの臭いがすると言っていたのは、紛れもない事実だった。
ニューデリー⇨ハリドワール⇨ダラムサラという一週間を過ごした。
☝ニューデリー ビビってあまり写真を撮れなかった。
☝ハリドワールに向かう列車
☝ハリドワールのガンジス川 思っていたより大きく蛇行していた。
☝ハリドワールのガンジス川の沐浴場 もはや海水浴場のように、みんなハッピーにみえた。
☝ダラムサラに向かう列車の中。これがこの旅一番の思い出である。
☝ダラムサラにいったが、ダライラマには会えなかった。
☝後ろに見えるはヒマラヤ山脈
旅行者の自分たちですらその日を過ごすのに必死だったように思う。
必死だったがゆえに共に過ごした人の芯の部分が見えたような気がした。
インドは人を丸裸にする。
私はインドという国でどんな人間だっただろうか。