rink

La

20120205













生まれたてのような白い花を纏った彼女。


彼女はこれまでにどんな喜びに包まれたのだろう。

どんな悲しみに覆われたのだろう。

恐れや怒りに震えたのだろう。



白い生花をあしらった後ろ姿は

どんな感情も飲み込んでしまうような寛大さだったり

未だ何も知らない初心な赤ん坊のような純粋さを持ち合わせていた。



彼女は今日、多くの温かい眼差しの中、

花道を通って、真っ白な花嫁になった。



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