中学生のころはインスタントカメラを毎日持ち歩き
27枚を撮り終えたらせっせとカメラのキタムラに足を運び、
お小遣いでプリントしていたことをふと思い出した。
お店でもらう小さなアルバムにきちんと収めて大事にしていたことも。
たしか、大学生の頃はパソコンのデータが全部飛んでしまった友人の話を聞き、
撮りっぱなしになっていたデジタルデータの写真を
慌てて4年間分卒業前に一気にプリントしたことも思い出した。
その時の恐ろしい程の量の写真は未だに整理もできず
本棚の後ろの方に束になって、いや塔になってしまわれている。
最近、また写真が撮りっぱなしになっているなぁと思えば、
大事な写真はきちんとプリントして、この世に存在さるべきなのだろう。
私が本という形にして作品を残したかったのも
印刷物というものにする意味を感じていたからだ。
データというあるようで、ないものを、
手に取って眺められるものへ形を変化させるべきなのだろう。
データも記憶もいつ消えてしまうかわからないのだから。
話は変わるけれども、
先日大学の友達にお勧めされた小石川植物園へいってきました。
温室には絶滅危惧種とされる洋ランがいくつも置いてあり、
避暑地に来たかのような涼しげな光景や、
どこかの山の中を歩いているような高低差のある園内、
東京ではないどこか遠い場所へ来てしまったようでした。
出来損ないのアイスクリームを食べたり、
この日もいくつかの写真を撮ったりして過ごしました。
☝日本庭園と便所が何食わぬ顔で並列する光景。
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